8年ぶりにチェキを撮った話

私のブログに度々登場する“ちぃくん”について。ちぃくんを演じるいわゆる中の人が染谷俊之という若手俳優なのだが、実はこの方、私が昔推していたワカハイで、チェキ会やバーイベなどの個イベに行くくらいには推していた。

諸々の事情により降りたのだが、「MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ～SPRING 2022～」に私がもともと原作で推しているキャラクター、卯木千景(ちぃくん)として出演することになり、それはもうバキバキにメロってしまった。というかキャスティング発表された時点で良すぎて渋谷駅のホームで一人泣いた。ライブからの帰宅途中に知ったので。

そんな完全に出戻りのような感じでメロってしまったわけだが、カレンダーのお渡し会をやるとのことで軽率にチケットを取った。最後に参加したイベントは2014年のバーイベである。え……8年前……？？？吐く

辛うじて残っていた8年前のチェキの画像。自分の消し方雑すぎるし勿論画質はガビガビである。

お渡し会は購入するカレンダーのセット数により受けられる特典が違っており、私は第一部のトークショー＋ツーショットチェキの券と、ツーショットチェキのみの券の2種類を購入した。

そしてついにイベント当日。まずトークショーから始まるのだが、なんかすげー切り刻まれたみたいな服で登場した。フォロワーから通り魔カーデとか言われた。そんなこと言うな、オシャレだろうが。

 

トークショーでは主に撮影のエピソードを話していたが、撮影現場がまっきーとけんた*1のMVと同じ場所との話題が出て、まさかここでまっきーとけんたの話を聞くとは思わず沸いた。該当の写真を見たがほんとにまっきーとけんたのMVで見たようなところで笑った。というかこれ書いてて気付いたけどカレンダーの写真で染谷が抱きついてるデッケーくまのぬいぐるみ、まっきーとけんたが抱きついてたデッケーくまと同じ種類のぬいぐるみじゃない？？？

は？？？？？？何コイツ？？？？？？？繋がり？？？？？？どんだけ顔面強いワカハイ達に抱かれてんだよ。

オキニだかなんだか知らないけど勝ち誇った顔してんのもムカつくわ。

は？

は？

トークショーが終わり、いよいよツーショットチェキ会が始まった。ワカハイとのちゃんとしたチェキ会*2が久しぶり過ぎてわくわくよりも動悸の方がやばかった。死ぬ。

ワカハイのチェキ会は通常、ポーズがいくつか予め指定されておりその中から選ぶのだが、染谷も指定ポーズは後日発表するとしておきながら当日の朝「ポーズ指定はありません」とか言われた。結局無いんかい。もっと早く教えて。でも8年前も「ポーズ何でもします！」とか言ってたからその頃と変わってないんだと思ったら嬉しくなった。何でもはしちゃダメだと思うけど。

遂に私の番が来た。8年ぶりの対面である。チェキを撮り終わり、カレンダーに自分の名前を入れてもらいながら話すのだが、「8年ぶりです」って言ったら「8年…？俺と会うの8年ぶりなの？8年間何してたんだよ！！！！」って叫ばれた。

それはそう。

私ももし自分のオタクに8年ぶりですとか言われたら何で今更来たんだよってなると思う。

「エーステで私が好きなキャラクターを演じて頂いて…良すぎて…戻って来ました…」と素直に伝えたら「おかえり😄」と言いながらまるですしざんまいの社長のようなポーズで受け入れてくれた。

ア〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡

ただいま〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡

いや嘘嘘帰宅したら確実に破産する。最初の方で諸々の事情で降りたって言ったけど普通に金かかる趣味すぎて距離を置きました正直。ワカハイの現場って信じられないくらい何もかも高い。人にもよるけどだいたいチェキ1枚一万円とかだし。一度に推すワカハイは一人までにしないと人生めちゃくちゃになる。(※各人の財力によります)

でもほんとに久しぶりに個イベ行けて楽しかったな、めちゃくちゃ疲れたし染谷も疲れてたけど。ワカハイもアイドルもニコニコしながらオタクなんかの相手をしててほんとに偉いよ、というかもう生きてるだけで偉いなって思う。

お願いすればポーズ何でもしてくれるワカハイってすごい希少種だと思う。偉〜。

恐らく完全に出戻りするなんてことは無いとは思いたいけど、これからも緩〜く応援したいと思います。

でももうすぐ冬単始まるからまたちぃくん〜♡♡♡(メロ…)てなってダメかもな…

*1:若手俳優の荒牧慶彦と水江建太の期間限定ユニット。2022年末で活動が終わった。

*2:水江のチェキ会は回転寿司と言われるほどのスピード感+会話無しだったので緊張も何も無かった。

推しの1stワンマンがラストライブになった話

2022年12月27、28日の2日目、パシフィコ横浜国立大ホールにて『まっきーとけんたのらいぶ』が行われた。

まっきーとけんたとは、若手俳優の荒牧慶彦と水江建太の2名が2021年9月から期間限定で活動するユニットであり、今秋にはアルバムもリリースされた。そして今回、待ちに待った初のワンマンライブが行われることとなったのだ。

今回のライブは2日間とも、前回の記事でも書いた荒牧慶彦にズブズブのフォロワーと連番で入った。初日は席も後方でありお互い推しのメンカラ*1が絶望的に似合わないのでお互いに相手の推しのメンカラの服を着ていった。どっちのオタク？

左がけんた。右がまっきー。

会場に入ると思ってたよりステージが近くてビビる。当たり前だけど二人に一人同担しかいなくてビビる。当たり前だけど。フォロワーは極度の同担拒否なのでめちゃくちゃしんどそうだった。頑張って欲しい。

そしていよいよライブが始まった。まっきーとけんたの二人が登場する。

う、うわ〜〜〜！！！推し〜〜〜！！！！

いや米津玄師〜〜〜？？？？？？😭😭😭😭😭😭

なんか推しめちゃくちゃ前髪が米津玄師みたいなことになっててもはや目が見えん。勘弁してくれ。『建太くん♡前髪切って♡』うちわ作ってこようかと思った(もう遅い)

グッズに荒牧考案のさすまたペンライト*2とかいう悪ふざけにもほどがある品物があるのだが、こんなもん誰が買うんだよとか思ってたら意外とみんな持っていた。嘘だろ。

 

 

まっきーと米津玄師のライブは淀みなく進み、いよいよラストの曲…となる前にまっきーから「ここでみなさんにお知らせがあります」と切り出された。もしかして2ndワンマン決まったのかな〜？とか思ってたら今回のライブでまっきーとけんたの活動は終了するとのこと。

今言う〜？？？？？

ここで言うんかいって会場の全オタクが思ったと思う。というか1stワンマンで終わるんかい。

もともと期間限定ユニットとは言ってたし別に俳優業を辞める訳ではないのでそんなにショックはなかった。

〜2日目〜

いよいよまっきーとけんたの活動最終日の日。大した活動してないけど。

なんとフォロワーが当ててくれたチケットは3列目のドセンターとかいう前世で一体何をしたのかわからないような席で会場入る前から心臓が痛かった。席に着くと隣の恐らく同担が嫌いであろう同担がこちらを死ぬほどガン見してきたので心臓が痛かった。別に暴れ狂ったりしないので隣に座ることを許してほしい。

ライブが始まり、まっきーとけんたが登場。全オタクの想いが通じたのか昨日の米津玄師から一転、ちゃんとした水江建太になっていた。よかった〜。スタイリストもさすがに昨日のは米津玄師って思ったのかも。

昨日は後方彼氏面しながら見てたけど、信じられないほどめちゃくちゃ近い。もう恐ろしく整った顔面を見放題である。3列目と言ったが前の席が空席だっため視界がめちゃくちゃ良好で、なんなら推しからファンサ貰った。あれは絶対に私へのファンサ。ほんとに。

楽しいライブも曲数が少ないのであっという間にラストの曲となり、二人から挨拶があった。推しは昨日は言えなかったが本当にまっきーさんに感謝を伝えたいと改まって話し始めた。二人の出会いはエーステで、その頃は舞台経験もなくただ音楽活動がやりたいという気持ちしかなくて、推しいわく「自分は尖ってて態度が悪いと思われることが多くて…」とのこと。尖ってて態度悪い自覚、あったんだ。

「音楽がやりたいのに俳優なんて…と思っていた自分に色々な方向性があることを教えてくれたまっきーさんの言葉は素直に受け取ることができた。ほんとは活動が終わるのが寂しいけど、これからもまっきーさんは特別な存在で憧れの先輩だし俳優としてまた共演したい。背中を見てるだけじゃなくていつかまっきーさんを超える。」というようなことを話した。

泣😭😭😭😭😭😭😭😭😭

推しの挨拶聞きながらもうずっと泣いてた。立派になったね〜😭(何様？)

まっきーは「エーステの現場で建太に出会って、『この子は絶対大物になるぞ』と可能性を感じさせてくれて、音楽活動の話も色々なところから貰っていたけど一人ではやりたくなくて、『建太と一緒だったらやりたい』と二人での活動を決めた。建太が音楽活動をやりたいことは知っていたから、この二人の活動を少しでもステップアップに使って貰えたら嬉しい。」というようなことを話した。

泣😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭

もうほんとに荒牧は推しを選んでくれてありがとう感謝しかない。冬単も狂ったように通うからよろしくね😭

二人はハグをしてラストの曲へ。曲中荒牧が泣きそうになっているのを察したのかまた推しがハグしていて泣😭😭😭😭😭😭

曲が終わりセンターで仲良く手を繋いで挨拶をする二人は笑顔だった。最初で最後のライブ、めちゃくちゃ最高だった。

終演後、極度の同担拒否のフォロワーは水江のことが同担としてかなり無理になっていた。そんなことある？？

「2回もハグする必要ないやろ💢💢」とブチ切れていたので、荒牧が泣きそうだったからじゃないですかねえ〜😅とフォローしてみたが「いやあれは奴がハグしたかっただけですね」とバッサリ言い切られた。ごめん、私にはフォローできなかったよ、水江……

ライブ後のツイッターには荒牧と水江のハグ動画がアップされた。フォロワーはやっぱり「なんで金払ってチケット買って遠征してきてマウント取られてんの💢💢」とブチ切れていた。弊推しがすみません。

 

次の現場は冬単だが、フォロワーと連番の約束こそしてないがたぶん現場で遭遇すると思う。荒牧とちぃくん*3が出るので。

オタクって忙しい〜。

*1:まっきーは青、けんたは赤

*2:どちらかの色に偏ると悲しいので2色同時に点灯できるようにと考慮して作られた。

*3:卯木千景さんの愛称。この呼び方で呼んでる人は他に見たことがない。

祝❗10周年☝️😁

推しが日替わりゲスト出演をする公演、「荒牧慶彦 俳優デビュー10周年記念公演『殺陣まつり～和風三国志～』」を観に行ってきた。

この公演はその名のとおり、荒牧慶彦が俳優となって10周年の記念として行われ、各回替わりで縁の深いゲストが呼ばれるのだが、ありがたいことに弊推しである水江建太が日替わりゲストとして呼ばれた。

別ジャンルで長年繋がっていたフォロワーが気付いたら荒牧に落ちていたのでFC先行でチケットを取ってくれて連番で入ったのだが、「まだ推しと言っていいのかわからない…」みたいなことを言っていた。FC入ってわざわざ大阪から来てる時点でもう手遅れだと思う。

正直日替わりゲストだしそんなに出番無いだろな…と期待はしていなかったが思っていた以上に沢山出てきてくれたし、推しがどうこうと言うよりもほんとに荒牧がめちゃくちゃ凄かった。

 

そもそも荒牧慶彦とは、2.5次元界隈のトップ中のトップで2.5次元俳優＝荒牧慶彦と言っても過言ではなく、今回のタイトルともなっている殺陣*1の技術がずば抜けて凄い。

手首どうなってんの？

公演内容は主に殺陣とトークコーナーで構成されているのだが、特に見応えがあったのが荒牧が100人斬りをする場面である。

もう荒牧ほんとに死んじゃうんじゃないかと心配になった。

100人斬り終わったあとも袖に捌けることなくステージに残っていたがめちゃくちゃ滝のような汗を流しながら酸素ボンベを使っていた。それはそう。絶対しんどい。それでもめちゃくちゃ顔はよかった。どうなってんだ。

推しが出てきたのはトークコーナーなのだが、役の設定上ポニーテールをしていた。

めちゃくちゃ可愛い。

正直別日のゲストが着てる衣装を見てそんな真っ黄色の衣装着て大丈夫…？とか思ってたけど、

めちゃくちゃ可愛い。

出てきた瞬間可愛すぎて気が狂うかと思った。越前リョーマくんもメロメロになっちゃうよ*2、こんなの。

トークコーナーではゲストが本公演の主役である荒牧との思い出エピソードを主に語るのだが、やはり主な共演作であるエーステでのエピソードがたくさん聞けてよかった。楽しそうに話す姿を見るとほんとに可愛がられているのが伝わってくるし荒牧の隣にいる時の推しニコニコしすぎでいつもの5割増しくらい可愛く見えた。好きな先輩の隣で嬉しいね…かわいいね…

別日のゲストとは殺陣をしていたのでもしかして推しとも殺陣をしてくれるのかも…！と期待していたのだが、そんなことはなくまっきーとけんた*3のライブの告知をして曲を流した。いや殺陣をしてくれよ。

トークの流れの中で、荒牧の事務所の新人が荒牧にハグをすることになったのだが、その時の推しの表情を見て「自分もハグしたいんだろな…」と勝手に後方彼氏面をした。その後トークコーナーが終わり舞台から捌ける前に自分も…、と推しが荒牧にハグをしてから袖に捌けていった。

ほらね〜😅やっぱりハグ、したかったんじゃん。見てたらわかっから。

会場のそこら中から悲鳴が聞こえた。わかる。私も声を出しこそしなかったけど

心臓めちゃくちゃになって死ぬかと思った。

無事公演が終了すると、客降りタイムが始まった。

なんと今回の公演では客降りの写真を撮影していいことになっている。サービス精神凄すぎ。ゆっくり客席を練り歩き、止まってポーズを取ってくれたりする。とんでもない連写音が聞こえてくる。オタク、容量大丈夫？

客降りが終わり、出演者達からの挨拶が終わって一旦幕が下りると、トリプルカーテンコールで再度荒牧からの言葉が聞けた。

喋り始めてすぐに涙声になっていて、めちゃくちゃ驚いた。過去に確かに泣きそうで少し言葉に詰まったりする場面を見たことはあるが、正直あまり感情が昂ったりしないというか常に冷静なイメージであったからだ。

信じられないくらい泣きながら『何も無かったただの大学生であった自分を見つけてくれてありがとう』『25歳までに俳優として芽が出なければ演技の道はきっぱり諦めることを家族と約束していた』みたいなことを話していた。

私も信じられないくらい泣いた。

正直荒牧はプロデュース業の方にいきたいのかな…と感じることがあり、このまま俳優辞めちゃうのかもしれないと不安に思ったことがあるのだが、この挨拶を聞いたら全然そんなことは無いんだなって知れてホッとした。『これからも俳優として生きていく』ってあんなにハッキリと宣言してくれるの信頼感が半端ない。

推しがこんなこと言ってくれるなんてオタクはめちゃくちゃ幸せだよね、この人を推しててよかったって誇れるよ。

荒牧慶彦ってすっごい俳優なんだ〜！！！！

ファンじゃなくてもめちゃくちゃ幸せな気持ちになれる素敵な公演でした。ほんとに10周年おめでとうございます。

今回一緒に入ってくれたフォロワーは年末のまっきーとけんたのライブも連番で入ってくれる予定なので、もうほんとに手遅れだと思う。

*1:武器を使った演技のこと。

*2:越前リョーマくんの好みのタイプは『ポニーテールの似合う子』。越前リョーマくんのことが好きな人はポニーテールにしてみよう。

*3:荒牧慶彦と水江建太の期間限定ユニット。年末にライブがある。

推しのドラムになりたい

クロスノエシスの推しであるRISAさんのバーイベで、生のドラム演奏を間近で見ることができた。

ドラムを叩くRISAさん超かっこいい…ちょっと自分の思う通りにいかなくて拗ねちゃうの赤ちゃんでかわいい…等RISAさんにメロメロになるのと同時に心底羨ましいと思った。ドラムが。

まさか対ドラムでそんな感情持つことになるとは思わなかった。

だってドラムは別にRISAさん推しなわけでも無いくせにあんなに叩かれたりキックペダルでボコボコにされてるとか、許せないよ…私はRISAさんにそんなこと、されたことないのに……

なので私もRISAさんのドラムになってみた。

RISAさんのドラムになっている私。楽しそう。

撮ってもらっている時に笑い声が聞こえてきた。フォロワーだった。撮影を見ていたフォロワーに「まさかほんとにやるとは思わなかった」と容疑者の知人の証言みたいなことを言われた。容疑者の知人の証言みたいなこと、言うな。

 

多分、誰もがかわいい女達にボコボコにされたいという夢を持っていると思うが、そんな夢を叶えてくれたのがクロスノエシスの全員チェキだ。

全員チェキは特典会の一番最後に行われるため、他のオタクの前で公開処刑スタイルとなる。だいぶつらい。

遂に自分の番がやってきた。震えながら「殴りかかって貰っていいですか…？」とリクエストした。

LAKEちゃんは宇宙猫のような顔をした。

正常な反応である。

むしろ普段通りのRISAさんMAIちゃん、爆笑してるFLAMEちゃん、ニヤニヤしているAMEBAさん達の方が異常なのだ。

私が言っちゃダメだけど。

クロスノエシスのみなさんにボコボコにされている私。楽しそう。

RISAさんは「いくむは蹴られたいんだよね〜」と私がRISAさんに蹴り上げられたい願望があることをめちゃくちゃ普通に話した。私はRISAさんの蹴り上げ動作の大ファンであり、そのことはRISAさん御本人も知っている。たぶん曲中でメンバーの中でも1番蹴り上げをされていると思う。ほんとに見てほしい。めちゃくちゃかっこいいから。

話は戻るが蹴られたいことを聞いたメンバーのみんなも普通にへえ〜って反応だったため『あ、意外と大丈夫かも』と思い「クロノスのみんなに殴ってもらう夢が叶って嬉しい」と伝えたところ、やはりLAKEちゃんは宇宙猫のような顔をした。

正常な反応である。

去り際にMAIちゃんが「次は蹴ろうね〜」と声を掛けてくれた。

どうして蹴ることに前向きなんだろう。優しい〜。

そんな愉快なクロスノエシスのワンマンが来年の1/8にあるので、RISAさんの華麗な蹴り上げを是非その目で確かめてください。

 

 

オタク、病むな

2022年11月4日、待ちに待った「MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ～AUTUMN 2022～」が開幕した。

MANKAI STAGE『A3!』とは

イケメン役者育成ゲーム『A3!』を原作とした2.5次元舞台化作品。通称エーステ。プレイヤーはMANKAIカンパニーという劇団の総監督として、「春組」、「夏組」、「秋組」、「冬組」の4つの組に属する劇団員達の指導にあたり、公演を成功させるべく奮闘する物語である。

 

エーステでは監督役のキャストはおらず、我々観客が「監督」という扱いで物語が進んでいく。公演のラストには曲中に「客降り」というキャストがステージから降りて客席通路を歩く演出がある。歩く通路は2パターンあり、どちらのパターンで来るかはランダムとなっている。

客降りでは運が良ければキャストからファンサを貰うことができ、特に通路席はレスを貰いやすく、キャストによっては紙吹雪を手渡ししてくれるなど、手厚いサービスがある。恐らく2階席3階席の監督にも楽しんでもらおうという運営からの粋な計らいであるが、これが後の地獄の始まりとなる。

レス乞食のプロ

そんな地獄の始まりの前に話しておきたいのが、通路席であろうがなかろうが関係なくファンサを浴びまくる『レス乞食のプロ』について。そう、

よしこ*1のことである。

同作品の春組公演である「MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ～SPRING 2022～」が今年の4〜5月に行われた際によしこに同行して貰ったが、普通に怖かった。

私とよしこの席は通路から2、3席目というレスが貰える可能性が高い配置だった。勿論ランダムのため私の春組の推しであるちぃくん*2が通るパターンであるとは限らなかったが、まあ、なんか普通に来た。この時点で「うわ…」って思った、正直。

しかし我々の席に近付いてきたタイミングで反対側の席を向いてしまい、そのままこちらに気付かず通り過ぎようとした……と思いきや、まるで殺気を感じ取ったかのようにこちらを振り返ってきた。なんでだよ。こっちを見てもいない人間を声も出さず振り向かせるとかさすがに人外の技すぎるだろ。怖

無事にレス貰えたのでよかったけど、もしかしてよしこちゃん、私が気付かなかっただけで私のために大暴れしてちぃくんの気を引いたり(※絶対にやっちゃダメです)してた…？🥺🥺🥺🥺🥺

 

 

 

は？

私がちぃくんにバキバキにメロってる間に隣でめちゃくちゃふざけてた。遊びじゃねんだぞ、客降りは。

 

話は今回の公演に戻るが、今回は秋組のメインストーリーを軸とした公演となっており、サポートメンバーとして夏組も登場している。ラストの曲では衣装チェンジがあるためサポートメンバーが前説をして着替えの時間を稼ぐのだが、このメンバーが誰かによってその回の客降りのパターンが判明するという仕様になっており、出てきた瞬間に会場の空気が少しヒリつく。

メインは舞台本編で、客降りはあくまでオマケ程度というのが本来のあるべき姿なのだが、特に他の舞台作品と比べてもこのエーステでの客降りは

異常な程オタクが病む。

嘘かと思うかもしれないが、推しから干されて泣き崩れたり、レス欲しさにパターンが判明した瞬間ダッシュで席移動するオタクもいる。いくらなんでも客降りにかける熱量アツすぎるだろ。

 

私の推しは秋組のリーダー・MANKAIカンパニーのギャル担当である摂津万里で、エーステの全組通して最も人気と言っても過言ではない程の高レートキャラ。クマリデパートで言うところの早桜ニコである。そんな推しからレスを貰うには、推しが通る通路席を当てたうえで推しが通るパターンを引き当て、尚且つ数多いる同担を蹴散らしてレスを勝ち取るしかないのである。

いや、無理では？

数多いる同担と言ったが本命じゃなくても他担もみんなレス貰いたがるからもっと競争率が上がる。だってさおてゃんだから。表向きは『今日も楽しかった🎶』とかツイートしてたけど正直内心鬼のように病んでいた。そもそも通路席当たらないし当たっても推し来ないパターンだし、、、そんなことが続いてストレスで胃腸炎になったり、色々と心身共に不調が続いた。ここまで病んだのはBANANAFISH*3の最終回を見た時以来だと思う。

狂ったように通った公演も終盤に差し掛かり、残り僅かな中で唯一出た3階の通路席がちょうど推しが通る通路であったが、ことごとくパターンを外していた前科もあり完全に期待をしていなかった。

前説のメンバーが誰なのかでパターンがわかると説明したが、実はステージから降りる時までわからない組合せもある。その場合、推しが上手*4から降りれば2階席、下手*5から降りれば3階席に行くパターンになる。

 

推し、下手から降りた

えっ……

この通路にやって来る…ってコト⁉️

正直この時点でもうかなりパニックになってた。来ると思ってなかったから。

 

〜推しとの邂逅〜

推しが来ることが判明して一安心…ということはなく、むしろここからが勝負である。この周りにいるオタク全員倒さないといけないので。

そしてカテコ*6曲が流れる中、遂に、

推し登場。

問題はここからで、反対側向かれたらおしまいなワケなんだけど、普通に反対側向かれた。

だよね〜〜〜〜〜知ってた！！

正直ここまで近くにいて干されることが一番精神にクる。すぐ目の前で他のオタクにファンサしてるのを見せられるところ想像してみてほしい、心折れるから。

こんな思いをするくらいならいっそのこと来て欲しくなかった……好きにさせないで欲しかった……等、自分が勝手に推しておきながらかなり面倒な女のようなことを思った。

『敗北』の二文字が頭を過ぎる中、なんと推しがこちらを振り返ってきた。

わあ〜〜〜〜顔、良！！！！！

そんなことを思っていると推しがこの一帯に紙吹雪を撒いてきた。自分が放り投げた紙吹雪を必死に取ろうとするオタク達、めちゃくちゃ滑稽に見えてるんだろうな。自分が投げる立場だったらめちゃくちゃ楽しいと思う。

紙吹雪とかいらんから頼むからレスをくれ頼む頼む頼む〜〜〜〜〜ッッッッ！！！！！！！

と心の中で叫びながらひたすら推しをガン見しながらハートをし続けた。もうとにかく圧をかけるしかない。レス乞食のプロから『圧こそ全て』と学んだ。よしこは「レス乞食顔なのかも」等と言っていたような気がする。いやどんな顔だよ。自分のことをよしこだと思い込んでひたすら圧を送った。嫌すぎる。

 

勝った

わあ〜〜〜〜顔、良！！！！！

生きててよかった〜〜〜〜〜

世界一かわいいルダハートだね♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

実際には片手が紙吹雪で塞がってたから完全に「あつこの『つ』のポーズ*7」だったけど。

すぐ目の前でかわいいギャルにルダハートされるところ想像してみてほしい、飛ぶから。

ちなみに推しは過去に配信で使ってる香水を公表したところ配信中にその香水が枯れ入手困難となったため今使っている香水の種類は絶対に教えてくれない。「近くに行ったときに匂い確認して」等言っていたが、いやこっちはレスを貰えるか貰えないかの瀬戸際なのにそんな呑気に香水の匂いかいでられるわけないだろ。遊びじゃねんだぞ、客降りは。

その後も他のキャストが来てくれたけど推しからのレスを上書きされたくなくてこちらが逆に干しました。まじでごめん。

その日の帰り道は健康すぎて道行く人に現金撒くファンサしながら帰ろうかと思った。

 

ひたすら客降りにめちゃくちゃにされた1ヶ月であったが、公演の内容自体はほんとに最高に楽しかった。1月からは冬組の公演が始まるので元気に健康に通いたい。

ただ会場が立川ステージガーデンなのは本当に許せないので今からでもどうにかなってほしい。

 

*1:元気な関西人。らむねとダイゴロウという二匹のかわいい猫を飼っている。

*2:卯木千景さんの愛称。この呼び方で呼んでる人は他に見たことがない。

*3:名作アニメ。この作品の舞台化では推しが主演に抜擢。心身共に健康な時に見てください。

*4:客席から見て右側のこと。

*5:客席から見て左側のこと。

*6:カーテンコールのこと。

*7:よしこの妹·あつこがINIの佐野雄大くんから貰った個レス。